でたらめ語
表現力だけを取り出して鍛えるドリルです。ボタンを押すと、やることの書かれた小さな場面が出ます(「大家さんに雨漏りを丁寧に訴える」「おでんの汁を多めに入れてもらう」)。それを完全な作り物の言葉で演じてください。本物の単語はひとつも使わず、音、抑揚、リズム、感情だけ。いわゆる宇宙語です。意味を切ると、声そのものがおいしく話すことを覚えます。
使い方
- 「場面をもらう」を押すと、やることが出ます。何かを売る、誰かを説き伏せる、誰かに言い訳する。
- それを作り物の言葉で演じます。日本語はひとつも使わず、でたらめな音だけ。ただし抑揚と感情は本物で。
- 目標は、音だけでやることが伝わること。頼みごとなのか、脅しなのか、大喜びなのか。
- 締まりがほしいときは30/60秒のタイマーを。「次の場面」で課題を替えられます。
コツ
- 言葉の「音の色」を決めて、そこから外れないこと。しゅうしゅう鳴るのか、うなるのか、歌うようなのか。音が一貫していると、でたらめ語が本物の言語に聞こえてきます。
- 情報はすべて旋律と間にあります。語尾を上げれば疑問、短く切れば命令。言葉なしで相手に伝わるはずです。
- 身ぶりと表情を足してください。体のないでたらめ語は空っぽに響き、体が入ると一気に分かりやすく、そして面白くなります。
- 本物の言葉に滑り落ちないこと。「えー」や知っている単語が出たら、音ではなく意味に頼った合図です。
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よくある質問
なぜ作り物の言葉で話すのですか?
声の表現力が一気に上がります。意味に頼れなくなると、抑揚、テンポ、感情が前に出てきます。聞き手の注意をつかむ道具はまさにそれです。でたらめ語のあとは、普通の話し方まで生き生きして聞こえます。
間抜けに見えませんか?
これは本番ではなくウォームアップです。舞台に出る前の俳優と同じで、ひとりのときにやってください。ウォームアップで大胆にふざけるほど、人前での声は自由になります。
二人でのウォームアップにも使えますか?
よく合います。ひとりがでたらめ語で演じ、もうひとりが日本語に「通訳」する。小さな一幕になって、声のウォームアップとしても速いです。